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​排煙乾式脱硫装置 石灰・シリカ法(石炭灰利用法)

排煙乾式脱硫の長所は湿式脱硫と比較して、
 ① 多量の水を必要としない。・・・排水浄化処理を必要としない。
 ② 排煙温度を低下させない。・・・排煙の再加熱を必要としない。
 ③ 集塵性能を有する。   ・・・マルチサイクロンとの組合せにより電気集塵器不要。
 弊社は排煙乾式脱硫のローコスト化には石炭灰利用法が有望であるとの知見から当該方式の性能向上とローコスト化に取り組んできました。石炭灰利用法は廃棄物である石炭灰利用といった面を強調されましたが、脱硫剤には消石灰と石灰石中のシリカ成分の水和反応によりカルシウムシリケートが生成し脱硫反応に寄与しています。そのため石炭灰利用において、脱硫性能は石炭灰のシリカ含有率に影響されることもあり、シリカ成分を含む珪藻土、太陽光発電用シリコン製造時のシリカヒュームは脱硫剤原料に適用しています。
 

​図-1 石炭灰利用排煙脱硫基本構成図

​図-2 2段脱硫塔

排煙ガス中のSOx吸収用脱硫塔の高性能化​

○排煙浄化において乾式の移動層固気反応装置(脱硫塔)を適用する場合、移動層容積が大型化する欠点を有します。そのため移動層反応効率向上を図るため、図-2に示す2段脱硫塔を開発しました。下段移動層と上段移動層により2段移動層を構成しています。排煙ガスは下段移動層を通過後、上段移動層を通過し、排煙浄化されて流出します。移動層を上下2段積構成として移動層反応効率の向上と、ガス通過による圧力損失の低減を図ります。
○図-1に示すペレット状粒子の脱硫剤製造装置を使用せず、高反応消石灰のみで脱硫する方式として、移動層粒子には脱硫能力を有しない移動層粒子間に粉体状の浄化剤を介在させて排煙浄化する場合、2段移動層のうち下段は排煙浄化装置とし、上段は反応済み粉体浄化剤、及び煤塵の集塵装置として機能させます。 

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